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令和元年

平成から新しい元号令和になりましたね。
のっけから昭和生まれ丸出しで書くのは恐縮なのですが、令和元年現在、30歳以下の方は平成生まれになるのですねぇ。改めてそのようなことを考えを巡らすと、感慨深いものがあります
いつの時代もきっと、常に新しい物や考え方が生まれて、今在る物や考え方が色褪せていくのは避けられないことなのかも知れません。
けれども古い物、考え方にも普遍的に良いものもありますし、新しく生まれた物、考え方が時代にマッチせずに淘汰されていくことも、これまでにもあったかと思います。
昭和生まれの人も、平成生まれの人も古き時代の良いことはしっかりと次世代に継承し、新しく生まれる物、考え方にも柔軟に順応して皆で力を合わせて、令和を良き時代に出来ればなと思います。

さて、先日あるお客様に本棚を作れないかとご相談いただきました。m-kinoは、木材で作れる物なら可能な限りご要望に応えさせていただきたいと思っております。
京丹後市内の方だったので、早速訪問させていただき、本のサイズ、数量、設置スペースの大きさ素材などなど、どのような本棚にしようかと打ち合わせさせていただくつもりでしたが、お客様のほうで簡単な手書きの図面を用意されていたので打ち合わせは比較的スムーズに進めさせていただきました。
そこで今回はお客様のご了承をいただき、本棚作りのレポートをブログに綴りたいと思います。
材料です。パインの集成材を使用しました。パインとは日本でいう松のことで、主に北米から輸入しております。
●パイン材の特徴
色は白っぽい黄色です。比較的、脂分が多い材なので経年変化により艶っぽい色になっていきます。見た目が温かみがあり、やさしい印象の色合いなので、くつろぎのスペースに設置する家具などにぴったりの材なのではないでしょうか。リラックスして読む本を収納する本棚にもよろしいかと思います。
●集成材とは
板材、または角材を繊維方向が平行になるように接着した材をいいます。木は反ったり膨張したりする材質です。何枚かの材料を接着することにより、反りや膨張を防ぎ、寸法の安定性を向上させ、強度を強くします。パインは比較的、節の多い木材ですので集成材なら節の無い部分を使うことで見た目もすっきりします。
材料は長方形の板材で入荷するのですが、写真を撮るのをうっかりしてて一番肝心なとこですが、既に各パーツごとに加工したあとになってしまいました(^ ^) 気を取り直して、接着する箇所には溝が彫ってあります。溝はこんな感じに機械で彫ります。接着剤を流し込んで接着します。
接着剤についてはこちら→クリックの記事に綴っておりますので、興味のある方は是非お読みください( ´ ▽ ` )ハタガネという金具で材料を固定して強力に圧着します。圧着によりはみ出した接着剤を丁寧に拭き取ります。仕上げのペーパーをあてます。完成です。
今回はより自然な雰囲気をご希望ということで塗装はしませんでしたが、ご希望がございましたら勿論塗装させていただきます。納品、設置させていただきました。寸法もピッタリで満足していただきました^^

このような本棚や机、椅子など、ご要望がございましたらぜひお気軽にお問い合わせください。Tel 0772-65-8058
というわけで令和最初のブログを投稿させていただきました。皆様にとって令和が平和で素晴らしい時代になりますように心からお祈り申し上げます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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